株式会社電通デジタル(本社:東京都港区、代表取締役CEO:山口 修治)は、モバイル向けのアプリ分析を得意とするフラー株式会社(本社:千葉県柏市、代表取締役:渋谷 修太、櫻井 裕基)と共同で、モバイル・アプリ市場の中でも今後成長が期待されるVOD(ビデオ・オン・デマンド)アプリ市場に注目し、3万モニター※を対象とした実態調査を実施した。
その結果が今回公開された。
VODアプリの利用率は17%、1年前の1.3倍に成長
調査の結果は以下の通り。
調査の背景・目的
近年、モバイル向けアプリにおいて、利用者は増加しており普及率が拡大している。
成長するモバイル・アプリ市場において企業のビジネスニーズも高まっていることから、顧客企業に向けモバイル・アプリマーケティングを提供する電通デジタルと、モバイル・アプリの分析を得意とし、自社で独自のアプリ分析プラットフォーム「App Ape(アップエイプ)を保有するフラーと共同で、アプリの利用に関する実態調査を実施した。
今回は第一弾として、近年特に利用が拡大し注目度も高まっているVODアプリ市場の調査レポートが発表された。
本調査結果のポイント
1.VODアプリユーザーは1年間で3割増の17%、休眠ユーザーは2倍
調査結果によると、VODアプリの利用率はこの1年で13%から17%へと約1.3倍に伸びた一方、VODアプリをスマートフォンの中に入れているが1ヶ月に一度も起動していない潜在層にあたる「休眠ユーザー」はVODアプリ利用者の約2倍に上ることが分かった。
2.VODユーザーはニュースアプリとSNSアプリの利用率が高い
VODアプリ所持ユーザーがもっともよく使うニュースアプリは「Yahoo!Japan」で31%が利用。
SNSは「Twitter」がもっとも多く、34.7%が利用していることが分かった。
3.VODユーザーはゲーム・コミックアプリの利用率が低い
VODアプリ所持ユーザーがもっともよく使うゲームアプリは「LINE:ディズニーツムツム」で12.7%が利用。
コミックアプリは「LINEマンガ」がもっとも多く3.9%が利用していることが分かった。
ただ、ニュースやSNSなど他のカテゴリに比べ利用率が低い傾向にあることも明らかになった。
4.VODの利用が高まるのは帰宅時間帯とベッドタイム
VODの利用は午前7時、正午、午後6時、午後10時にピークを迎えることが分かった。
特に夕方と夜の利用率が高く、帰宅時やベッドタイムに視聴する傾向が強いことが明らかになった。
5.国内VODアプリの利用トップ3は「Amazonプライム・ビデオ」「TVer」「GYAO!」
国内VODアプリの利用トップ3(2018年1月時点)は「Amazonプライム・ビデオ」「TVer」「GYAO!」で、費用負担が比較的少ないサービスが上位を占めていることが分かった。
なお、本調査は一部となるが、全調査結果はレポート「VOD Apps Report Japan」にて提供している。
レポートでは市場全体の動向に加え、VODアプリの中で圧倒的な強さを示した個別アプリの詳細や、主要VODアプリの性年代別比率などを紹介している。
レポートは、下記の特設ページから無料でダウンロードが可能。
特設ページURL:https://lab.appa.pe/get-vod-app-report
電通デジタルとフラーは、今回の調査を皮切りに、スマホアプリのビッグデータを駆使した分野別の市場トレンドを、今後も定期的に共同で調査する作成していく予定で、アプリのインサイトからマーケティング、広告戦略まで一気通貫で手がけることができる両社の強みを生かし、スアホアプリ市場の実像を浮き彫りにしていくとのことだ。
<調査概要>
調査方法:スマホアプリ分析プラットフォーム「App Ape」のモニターユーザーのアプリ利用ログをから推計。
調査対象アプリ:App Apeでの調査にて一定以上の月間利用者数を持つ、VOD機能を有する28アプリを対象。
サンプル数:約3万
調査対象期間:2017年2月~2018年1月、2018年6月
フラーの会社概要
会社名:フラー株式会社
本社所在地:〒277-0871 千葉県柏市若柴178番地4 柏の葉キャンパス148街区2 KOIL
代表者:代表取締役 渋谷 修太、櫻井 裕基
設立:2011年11月
事業内容:スマートフォンアプリ分析支援事業、スマートフォンアプリ開発支援事業
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