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予約プラットフォームKlookが2億米ドルの資金を調達。次なるイノベーション&グローバル展開へ急加速

現地での各種サービスをワンストップで提供する世界有数の予約プラットフォーム「Klook(クルック)」は8月8日(水)、シリーズDラウンドで2億米ドルを調達したことを発表した。

現地アクティビティ&サービスに特化した世界有数の予約プラットフォームのひとつ、Klookの2018年総予約額は10億米ドルに達する見込み

Klookがこれまでに調達した資金総額は3億米ドルにのぼり、ツアーおよびアクティビティの分野で資金提供を受けた企業としては史上最高額を記録した。

本ラウンドの出資者には、セコイア・キャピタル(Sequoia Capital)、TCV、マトリックス・パートナーズ(Matrix Partners)、ゴールドマン・サックス(Goldman Sachs)、アジアのソブリン・ウェルス・ファンドとファミリーオフィスが含まれる。

今回の資金調達は、Klookの旅行市場におけるグローバルプレイヤーとしての地位を強化することはもちろんのこと、旅行商品・サービスの拡大、技術革新の推進、そして欧米市場への事業拡大に向けてさらなる飛躍を後押しするということだ。

Klookは、世界各国の現地ツアーから、アトラクション、ローカル体験、交通手段、鉄道サービスまでカバーする予約プラットフォームの運営で急成長を遂げている。

全世界5,000社以上の旅行サービスプロバイダーと提携し、200以上の旅行先で50,000件を超えるアクティビティを提供している。

昨年行われたシリーズCラウンドに参加した際は、6,000万米ドルの資金調達に成功している。

それ以後、ロンドンとアムステルダムに新たにオフィスを構えるなど、今では世界に計16の拠点を置き、600名以上のチームメンバーを抱えるまでに成長した。

この大躍進の背景には、個人旅行志向の高まりと、充実した旅行体験を求める旅行者が増えていることが起因している。

Klookの2018年の総予約額は10億米ドル近くに達する見込みだ。

Klookは今後の展望について、引き続きグローバルな事業展開を進めていくとし、2018年末までに米国にオフィスを構える方針だ。

また、欧米圏の現地アクティビティ・サービスのラインナップをさらに拡充することで、掲載する旅行商品の充実化につながり、多様性と豊富な選択肢を求めるアジア圏の旅行者のニーズにも応じる。

それと同時に、アジアを訪問する欧米旅行者の集客力向上にいっそう注力しながら、世界中の旅行者が人気の旅行先やユニークな観光地を見つけやすくするための長期ビジョン実現に向けて取り組んでいくということだ。

Klookは、旅行オペレーターのためにパートナー向けアプリやQRコード付きのEバウチャーといった革新的なソリューションを提供することによって、トラベル業界のパイオニアとしての地位を築いてきた。

Klookのテクノロジーを駆使したソリューションは、世界的に有名なアトラクション、大手鉄道会社、オフラインサービスオペレーターなどのパートナーによって広く認知され、導入されている。

Klookは引き続き提携パートナーと協力して、現代の旅行スタイルに合うように、リアルタイム予約に対応するなどのシームレスな顧客体験を一段と進めていくとしている。

Klook共同創業者兼CEOの林照圍(英語名:イーサン・リン)氏は次のように語っている。

「当社では『旅行者ひとりひとりが思いどおりの旅をつくる』というミッションを掲げています。今回の投資ラウンドがわれわれにとって大きなマイルストーンになったことは言うまでもありません。新規投資家からの資金調達とその多岐にわたる経験が、当社がパートナーとの提携を強め、旅行商品や旅行先のラインナップをさらに充実させ、より多くの選択肢を世界中の旅行者に提供するための後押しをしてくれるでしょう。」

Klook共同創業者兼COOの王志豪(英語名:エリック・ノック・ファー)氏は

「当社は、画期的なテクノロジーを活用して現地ツアー・アクティビティ業界におけるデジタル化の促進に尽力しています。今回の資金調達を受けて、テクノロジーを適用したソリューションをさらに展開し、新しい顧客層の獲得と業務の効率化を実現することによって、提携先パートナーのみなさまとの関係をよりいっそう深めることができます。」

とコメントした。

セコイア・キャピタル(Sequoia Capital)のマネージング・パートナーを務めるニール・シェン(Neil Shen)氏は次のように述べている。

「Klookは、デジタルに精通した強みを活かして、現地ツアー・アクティビティを手がけるサプライヤーをデジタル化へと転換し、モバイルを使いこなす新世代の旅行者を取り込んできました。それによって、オンライン旅行市場のツアー・アクティビティ分野におけるリーダー的な存在になりつつあります。これからも同社が旅行者とサプライヤーを引き合わせる『つなぎ役』となり、アジアにとどまらずインバウンド需要の獲得に必要不可欠な存在として成長していくことを大いに期待しています。」

TCVのジェネラル・パートナーを務めるデイビッド・ユアン(David Yuan)氏は

「わが社が『投資したい』と思う企業は、技術革新に積極的に取り組み、優れたマネジメントチームで構成されている企業です。Klookは、『トラベル業界の先駆者』として業界に大きな変革をもたらしていることは明らかであり、そのめざましい躍進ぶりには目を見張るものがあります。今回、同社のグローバル戦略の強化とビジネス拡大を支援する機会を得ることができ、大変光栄に思います。」

と述べている。

Klookについて

2014年創業のKlook(クルック)は、現地アクティビティ&サービスに特化した世界有数の予約プラットフォームのひとつ。

Klookは、旅行者がスムーズでシームレスな旅を実現できるよう、世界各国のアトラクション、ツアー、交通手段、名物料理・ご当地グルメ、ローカル体験など、目的に特化した旅行商品をウェブサイトとアプリで提供している(アプリはGoogle Play&Apple App Storeで2015年度、2017年度のベストアプリを受賞)。

現地に到着してからアクティビティを予約できる手軽さや、QRコードまたはEバウチャーを使って引き換えを行える利便性は、イノベーティブなテクノロジーを駆使したKlookだからこそ提供できるサービスだ。

Klookでは、200以上の旅行先で50,000件を超えるアクティビティを掲載しており、旅行者ひとりひとりが思いのままに旅を楽しめるよう、サービスの提供に力を入れている。

世界に計16の拠点を置き、600名以上のチームメンバーが活躍するKlookでは、8言語および36種類の通貨に対応している。

また、セコイア・キャピタル(Sequoia Capital)、TCV、マトリックス・パートナーズ(Matrix Partners)、ゴールドマン・サックス(Goldman Sachs)、アジアのソブリン・ウェルス・ファンドとファミリーオフィスを含む、世界トップクラスの投資ファンドから総額3億米ドルの資金を調達している。

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