凸版印刷株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:金子眞吾、以下 凸版印刷)の消費行動研究室は2018年12月17日(月)、「MEN’Sメイク市場のターゲット分類調査」を実施し、調査レポートを公開した。
調査結果(以下リリースより抜粋)
「スキンケアは女性独自の習慣」という従来の常識に変化がみられ、男性の日常的なスキンケアも珍しいものではなくなってきました。男性における美容意識の高まり・肌ケアは文化として定着のきざしをみせており、次に伸びる未成熟市場としてMEN’Sメイク市場に期待が集まっています。
そこで本調査では20代後半~40代の一般男性の中からMEN’Sメイクのターゲットとなり得る層を抽出。彼らの美意識やライフスタイル・価値観などからタイプ分けを行い、人物像を描いた上で、ターゲットとしての見込み度、攻略のヒントを分析しました。
■MEN’Sメイク市場のターゲット分類調査の概要
・身だしなみに気を使い、何らかのスキンケアを日常的に行う一般男性は4割半ば!2割弱は何らかのベースメイ ク・ポイントメイクに興味あり!
20代後半~40代の一般男性の中で、「基本的な6つの身だしなみ」※を1つでも気にしており、普段から「スキンケアアイテム」を何かしら使用する人をターゲットと設定しました。全体の4割半ばが該当し、男性でもスキンケアを行うことが日常習慣・文化として定着してきた様子が伺えます。また、何らかのベースメイク・ポイントメイクアイテムには7%の人が購入意向を持ち、「興味関心を示す」人を含めると2割弱が興味を示しており、注目分野といえます。
※「基本的な6つの身だしなみ」…服装、髪型、肌の状態、ひげ、眉、口臭
・MEN’Sメイクターゲットの中で最多タイプは「安パイマジョリティータイプ」
約4割とパイが大きく市場に与える影響は大きいが、追従型・保守的な価値観の持ち主
他タイプを優先攻略した後に“みんな使っている”“常識”をキーワードに一気に取り込みたい
ターゲットを5つのタイプに分けた中で、4割を占める最多タイプは『“まわりも気にするふつうの人”安パイマジョリティータイプ』です。
・このタイプの特徴
このタイプは多くの質問に対して「どちらともいえない」という“真ん中”を回答する傾向が強く、趣味や消費行動にも関心の低い、強い意見やこだわりがない・世論を気にする追従タイプの人たちです。「メイク=女性のもの」という価値観も強く、かつ全般においてチャレンジ思考ではありません。
・攻略のカギ
早期の段階での取り込みは難易度が高いですが、全体におけるパイは大きいためMEN’Sメイクが世の中に浸透した後の攻略ターゲットとしては魅力的です。追従タイプの背を押すような“みんな使っている”“常識”“男性用”などをうまく演出した戦略が有効と言えます。
■調査概要
◆男性の美容習慣・意識に関する調査
調査対象:25歳~49歳一般男性の以下の層
25歳~29歳未婚/30歳~39歳未婚/30歳~39歳既婚/40歳~49歳既婚
調査地域:東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県
サンプル数:合計有効回答サンプル数 10,000
調査手法:インターネットモニターへの定量アンケート調査
調査期間:2018年5月
◆MEN’Sメイクターゲットの意識調査
調査対象条件:スキンケアアイテム※1を1つでも使用している かつ
6つの基本的な身だしなみ※2を1つでも気にしている
※1…アフターシェーブローション/化粧水/美容液/乳液/クリーム(顔用)
※2…服装/髪型/肌の状態/ひげ/眉/口臭
調査地域:東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県
サンプル数:合計有効回答サンプル数 400
調査手法:インターネットモニターへの定量アンケート調査
調査期間:2018年5月
(以上リリースより抜粋)
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