不動産VR内覧サービス「ROOV®︎」を展開する株式会社スタイルポート(本社:東京都渋谷区、代表取締役:間所 暁彦)は11月6日(火)、みずほキャピタル株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:齊藤 肇)、グリーベンチャーズ株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:天野 雄介)を 引受先とした第三者割当増資に加え、株式会社みずほ銀行、株式会社りそな銀行、株式会社日本政策金融公庫からの融資を合わせ、総額4.1億円の資金調達を実施したと発表した。
総額4.1億円の資金調達を実施
今回の資金調達により、同サービスを大規模供給できる体制の構築、並びに3DCGデータ自動生成技術の研究開発、独自エンジンのバージョンアップによるさらなる画質改善と操作性の向上を推進していくとのことだ。
「スマホで不動産物件情報収集」が主流に
日本の不動産業界に おけるIT投資は全業界中最下位と言われている。
「労働経済の分析」(厚生労働省※1)では、日本の不動産業界のIT資本投入は米国のわずかに10%程度、労働生産性でも米国の39%にとどまっている。
こうしたなか 、日本の不動産業界でも効率化と労働生産性の向上のためのテクノロジー活用は必要不可欠となってきている。
一方で「不動産情報サイト利用者意識アンケート」(不動産情報サイト事業者連絡協議会(RSC)※2)によると、不動産購入者が必要な物件情報として間取図と各部屋内の写真が上位を占めており、物件情報の入手方法については、新聞等折込広告が減少する一方、インターネットによる情報収集が上昇しているという。
さらに、インターネットでの情報収集において、平成23年では12.7%だったスマートフォン の利用が平成27年には84.6%に急上昇しており、「スマートフォンで各部屋の詳細な情報が欲しい」という消費者が主流になってきているのが現状だ。
不動産 VR内覧サービス「ROOV®︎」
・新築マンションのバーチャルモデルルームとして利用が可能
「ROOV®︎」では、あらゆるCADデータを低コスト、短期間で3DCG化することが可能。
写真画像をベースとした不動産VRサービスでは対応できなかった ”未竣工新築マンション” での活用が可能。
・スマホでサクサク。インターネットでの情報提供に最適
自社開発の独自エンジンStyler3Dにより、インターネット経由でいつでもどこでも誰でもWebブラウザ上で閲覧が可能。特別な機器やソフト、アプリのダウンロードは一切不要。不動産ポータルサイトや、物件情報ホームページでの活用に適している。
・住宅購買検討を促進する様々な機能を搭載
室内全室を自由に動き回れるウォークスルー、インテリアサンプル、家具配置シミュレーター、室内採寸、カラーサンプルの切り替え、設備確認等、デジタルコンテンツならではの住宅購買検討に必要な機能を搭載している。マンション販売現場においても接客用ツールとして利用可能だ。
ROOV® サンプル①(ポータル版):https://roov.space/houses/679
ROOV® サンプル②(モデルルーム版):https://roov.space/houses/480
株式会社スタイルポートについて
株式会社スタイルポートは、「不動産の世界をアップデートする。」というビジョンのもと、不動産VR内覧サービス「ROOV®︎」を開発した。
現状のCADデータおよび特殊なカメラによる測量データからの3DCG化に加え、より一般的なカメラで撮影された写真からの3DCG化についても、AI技術の活用などにより実現させるべく、研究開発を行っていく。
また、並行してさらなる画質の向上にも取り組み、よりリアルに物件情報を体感できるようにしていくとのことだ。
さらに家具、家電、インテリアなどの住生活領域、および今後拡大が想定されるリフォーム、リノベーション領域での「ROOV®」の活用についても積極的に取り組んでいくとのことだ。
今後も革新的なITソリューションを次々と生み出すことで、不動産取引や住生活領域の課題を解決し、「やがて常識になる未来」を創出していくということだ。
会社概要
会社名 :株式会社スタイルポート
所在地 :東京都渋谷区神宮前4-3-15 東京セントラル表参道322号室
設立 :2017年10月
代表取締役 :間所暁彦
事業内容 :住宅不動産マーケットに於けるインターネットVRサービスの提供 分譲マンションCSサポート事業
※1 「労働経済の分析」(厚生労働省): https://www.mhlw.go.jp/wp/hakusyo/roudou/15/15-1.html
※2 「不動産情報サイト利用者意識アンケート」(不動産情報サイト事業者連絡協議会(RSC)):http://www.rsc-web.jp/pre/index.html
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